10/29(火):6日目

   コペンハーゲン市内、郊外周遊

  

  

   朝9時半に起床。

   朝食が10時半まで大丈夫というのを前日に聞いていたため、ぎりぎりまで寝ている。

   そろそろやばいかなと思う時間になり、支度もそこそこに1Fへ向かう。

   あまり人がいなかったせいもあり、ハムだのチーズだのいろいろ取り少しばかり優雅な朝食を取る。

   ガイドブックを見て今日はどこをまわろうかと思っていたらいつの間にかリミットの10時半を

   過ぎてしまった。

   片付けが始まったので早々に全部平らげ、レストランを出る。

  

   レンタカーを借りるために空港に向かわねばならないが、道を覚えるために再度タクシーに乗ることにした。

   見かけはいかついが口調は柔らかい運転手の車に乗る。

   道路をくい入るように見つめ、ときどきガイドの地図で自分の居場所を確認する。

   空港に行き、EuropCarで手続きをする。

   保険はすべてついている様だ。

   でも詳細は見ていないから、本当にすべてついていたのかは今となっては分からない。

   駐車場の3Fへ行き、車を確認する。

   まぎれもなくプジョーである!!しかも新しい307である。

   最近の日本車と同じように背が高く雰囲気が似ているが、日本では絶対借りれない車である。

  

   他の会社の車も色々見てみる。

   コペンハーゲンはノルウェーと違い、西ドイツ車の割合が高い。

   ベンツのSクラスもあった。

  

  

  

   ターミナル2の1Fにすいている広々したオープンカフェがあったのでそこに席を取る。

   店員をみたら、日本人が2人いるではないか?

   おかしいなと思ったが、なんとなく香港の人の様である。

   英語の発音がとても自然でうまいので、日本人じゃないだろうな、と感じた。

  

   昨日の夕食がちょっとわびしかったので、豪勢にいこうと、大ジョッキと見間違うほど巨大なグラスに入った

   オレンジジュースと、ステーキ、マフィンを頼む。

   少しすいている方の席に座り、ガイドを端から端までくまなく眺める。

   最初はデンマーク西岸の方に行きたかったが、距離を見ると片道200km近くある。

   これでは多分今日中に戻ってこれない。

   近場にしたほうがよさそうだ。

   コペンハーゲン北側郊外部の海岸線をぐるっと反時計回りに回るプランを立てた。

   これなら150km程度だから楽勝だろう。

   大盛りステーキと親指程のポテトをかじったあと、駐車場に向かい、器具類の点検後すぐに出発する。

   駐車場の出口で予め受け取っていた駐車券を支払機に入れ、いざ公道へ。

   プジョーはVWと違い、車端から座席までの距離が意識する程広くはないので乗りやすいが、

   ハンドルの切れが鋭いなと感じた。

   問題の左ハンドル、右シフトチェンジについては、VWの3日間の運転のせいもありすぐ慣れた。

   タクシーで辿ったルートを逆に辿り、コペンハーゲン市内を目指す。

   途中フィルムが無いのに気づき、市内でフィルムを売っている店を探す。

   でもコペンハーゲンの町はどこも石造りの歴史を感じさせる立派な建物が続いているせいで、

   ノルウェーのように一目で判るドライブイン、コンビニはなかなか見つからない。

  

  

  

  

  

  

  

   走っていると車の中からでも建物の持つ色の重み、華麗さにすごく感動するのだが、

   止まれないのでベストなタイミングで写真は撮れないし、売店は見つからないので、なかなか落ち着かない。

   いつの間にか工業地帯みたいなところに入ってしまい、引き返すために戻ったところで

   偶然キヨスクを見つける。

   中に入り黒人の女の人に聞いたら、近くに駅があるのでそこが良いと教えてもらう。

   駅の売店でフィルムを買い、カメラにセットする。

  

  

  

   途中見つけた異常に長いURLの銀行名を写し、地下通路に貸し自転車があるのを見つける。

   コペンハーゲンは自転車道がよく整備されていて、自転車用の車線もある。

   コペンハーゲンを回るなら自転車がいいかも。

  

   車を郊外に向ける。

   が、結構信号待ちが多く、なかなか町から離れられない。

   駐車車両も多く、後ろからもせっつかれるため、落ち着けない。

   ノルウェーとは少し勝手が違う。

  

  

  

   30分ほど走ったらようやく郊外に出た。

   辺りは紅葉の木々が並び、なかなかきれいだが、道路の幅はそれほど広くなく、緊張の連続。

   良く見ると自転車道と歩道の幅の合計が車の車線ほどもあるため、全3車線道路みたい。

   速度は60km/h出せればいいほう。70km/hはめったに出せない。

   道路の感覚はなんとなく、外房沿いに銚子に向かう道によく似ている。

   ノルウェーや北海道のようなスケールの大きさはそれほど感じられない。

  

   1時間ほど走ったところで、自車の場所の確認も兼ね、たまたま見つけたレストランで

   コーヒーを頼む。

   店員の40歳代の女の人は自分が食事をとらずコーヒーだけというのを知ったら

   とたんにそっけなくなった。

   多分この店はそんなに儲かっていないのだろう。

   空港でルートを考えたり、コペンハーゲン市内でフィルムを探したりしたため、

   いつの間にか17時近くになってしまったが、まだ30km程度しか走っていない。

   これでは予定のコースは全て走れそうにない。

   これではスウェーデンへ行く船が泊まる港(Helsingor)への単純往復になりそうだ。

  

   あきらめがついたので、流すように走っていると30分位後、ほどなく港に着いた。

   感覚的には那珂湊の様である。

   あたりはもうまっ暗。

  

  

  

   ロータリーがあり、それを直進すると、フェリー待ち車線に知らず知らずの内に入ってしまっていた。

   案内の人に間違えた旨伝え、レシーバを持った人に誘導されて道を出る。

   奥の方にある城に行くと駐車場があったので、しばしそこで休憩する。

  

   そのすぐ先はフェリーの航路なのか結構フェリーが出入りする。

   一時など3隻のフェリーが同時に出港していった。結構豪壮。

   少し先を見るとスウェーデンの街明かりも見える。

   暗くなったら観光のし甲斐もないので、しばらく辺りを流した後、帰路に着く。

  

   帰る途中、ロータリーでSweden-Denmark-Norwayのロゴのあるトレーラーを見たが、

   感覚がなんだか、日本でのトレーラーにある、仙台-東京-名古屋のロゴに感じられ、

   3つの国がすごく身近な関係であるように感じた。

  

   帰りは無料の高速道路を通る。

   時速90km/hで走っていたが他の車はばんばん抜かしてゆく。

   感覚的には110、120km/h巡航しているようだ。

   でもいつまでも後ろにぴったりつかれる事はなく、すぐに抜かしてゆくので

   特にストレスは感じない。

  

   途中PAに寄る。

   簡易トイレ、案内板があるだけで他は何も無い。街灯も無いので車が通り過ぎると

   あたりは真っ暗。

  

   行きは2、3時間かかった港へのルートは帰りは30分で着いた。

   時間が少し余ったので、最後に人魚の像を見に行く。

  

  

  

   ホテルに戻り、駐車場の場所を訪ねる。

   しかしこのホテルには無いという。高級ホテルなのに。

   でも、このホテルは歴史あるホテルということで、昔の町に車などないよ、

   という事だろうと自分自身で妙に納得し、紹介された市庁舎脇の有料地下駐車場に車を移動する。

   駐車場に入る道路脇に無料駐車スペースもあったのだが、まだ新しいレンタカーに

   何かあると後々面倒なので、安全策を取ることにした。

  

   ホテルに戻った後、少し時間の余裕ができたので、明日の土産物購入のために店の場所を

   押さえとこうかと思い、歩行者天国での目ぼしい店をガイドでチェックし頭に入れた後、ホテルを出る。

   夜の町はさすがに寒い。襟を立てて歩く。

   ロイヤルコペンハーゲン、ジョージジェンセンなどが見えたが、入り口のガラス越しに見たところ、

   博物館の趣があり、一見したところ、品数があふれんばかり並べられているといった雰囲気ではない。

   多分、店の奥が深いのだろう。

   一人で入るのも寂しそうだし、明日ここに寄らなくてもいいかなと思い、ホテルから来た道を戻る。

   途中日本人らしき女の子を何人か見かけるが、皆一人歩きだ。

   ここは安全なのか、それとも無茶な女の子が多いのかのかよく分からないが、少し驚き。

  

   7イレブンでコーヒーとホットドッグを買い、店の外側で立ち食いする。

   しけた感じの珍しいソーセージを選ぶが、これは乾物みたいであまりうまくはなかった。

   一度試すだけの品であった。

  

   帰り道、どこかの移民か旅行者の人らしいおじさんから道を尋ねられる。

   このおじさんと自分とは顔つき以外は服装、雰囲気など似ていたので

   (自分はまるで一介の労働者みたいな格好だったので)

   気軽に話し掛けられ易い雰囲気だったのかもしれない。

   英語が分からない様だったので、ホテルでもらった要らない地図を渡す。

   ノルウェーと違い、デンマークにはいろんな国の人、感じの違う人がいる。

  

   0時に近くなり、コペンハーゲン駅の構内をぐるっと周りホテルに戻る。

   下着のクリーニングも上がっていた。

  

   7イレブンで買った桃ジュースを飲もうと思って封を開ける。が、中はなんと真っ白。バリウムみたい。

   あれっと思い、試飲したらこれはなんとヨーグルトだった。

   1リッター紙パック入りのヨーグルトなんていかにもデンマークらしい。

   失敗したと思ったが、飲んでみると結構うまく、喉の渇きも癒される。

   ガイドを眺めながら半分以上飲んでしまった。

  

   気がついたらもう2時過ぎ。

   シャワーは音がうるさそうなので止め、足のみ拭いて休む。

  

  

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