10/28(月):5日目
オーレスン-オスロ-コペンハーゲン
朝9時に起床。
誰もいない広々としたレストランに行き、朝食をとる。
魚の酢漬がありどんな味がするのか興味深かったが、見慣れぬもので腹の調子を崩すとまずいので
挑戦は最小限にした。
外は薄曇りで雨も少し降っていて寒々としている。
出来ることなら外出したくなかったが、このきれいな町並みを見るために来た事を考え、
土産買いも兼ね、最小限の場所だけ散歩する事にした。
ホテルの受付で良い店を教えてもらい、チェックアウト後の荷物を預かってもらう。
外に出る。ひえっ寒い。でも雨は止んできたのでまだ良かった。
頑張って歩くと港の入り江はすぐ前に現れた。
何枚か写真を撮る。
日本車がそこらじゅうにいたので、これも写そうと道路を行き交う日本車も何枚か撮る。
しばらくすると、車椅子の男の子が家族と共に散歩しているのを見掛ける。
外はとても寒く日本の1月みたいな感じなのによく外に出るなぁと思ったが、
雨上がりの朝、外の景色はとても気持ちいいのだろう。
しばらく散歩した後、早々に港を後にし、土産用にセーターの置いてある店を探しにゆく。
フェリーに乗ればアウトレットセーターの店があるようだが、今回は止め、近くの手頃な店でセーターを買う。
店を出たら、止んだはずの雨がまた降りだしてきており、雨風が相当強くなってきた。
氷のような雨水が容赦なく体に降り掛かってくる。
ひえっ、手がしびれそう。
途中、車が先に通過できそうなタイミングの横断歩道を丁寧に止まってくれた車に
感謝しつつ、速足でホテルに向かう。
ホテルの入口で北側を見たらそこはすぐ海で、北の海(といってももう少し行ったらバレンツ海か、
北極海というとてつもなく北の海)のいくつもの波が見えた。
ここはとてつもない北の国である。
ホテルで服についた雨水を払いのけ、受付の人に挨拶した後空港行きのバス停へと向かう。
(参考: この辺りのバスの時刻表は、 www.aalesund-bilruter.no )
バス停には2人、おそらく他の国の人であろう夫婦がおり、こちらに座ったらと自分達の荷物をのかして
私を招いてくれる。
その暖かさにすごく感動。
果たして日本人に(それも私のような関東人が日本で)これができるか?????
バスに乗り、運転手兼車掌の人に料金を支払う。
最初に渡した金額だけでは25Krone分不足していたので"5"と彫られたコインを5枚渡したが
車掌はけげんそうな表情をしている。
変だなと思い、代りに紙幣で残金を支払ったが、後でそのコインを良く見ると
コインの裏側には1Kroneとあるではないか。
そう、1Kroneを5枚集めたのではどう頑張ったところで25Kroneではない。
けげんそうな表情をされるのも当然だ。
空港から出る時にレンタカーで通った海底トンネルや、道路を窓からずっと眺める。
行く時に50km/hでうろうろしたり、難儀したトンネルをバスは難なく通り過ぎてゆく。
あの時はインパクトが強かったところだったので、ちょっと拍子抜け。
空港に着き、チェックイン後、レンタカー置き場へもう一度寄ってみる。
自分が運転した車は無く、別の車が停まっていた。
この駐車場へは次から次に車が出入りしているので、レンタカーを利用している人は結構いるようだ。
空港の建物に入り、オスロ行きの飛行機のチェックインをし、コーヒーを買ってしばしの暖を取る。
ロビーには現地の人が大勢いたが、自分は後の方に並び、のんびりと飛行機に乗ることにする。
オーレスンからオスロまでは1時間程度のフライト。
オスロに着き、さらにコペンハーゲンまでその日のうちに行く。
当初の予定は、レンタカー旅行はこれだけで、航空券の旅程通りに一旦コペンハーゲンに戻り、
後は適当に観光しようかなと考えていた。
出来ればもう少しノルウェーでドライブしたかったのだが、今回はこの位が妥当だろう。
コペンハーゲン空港に着き、メールチェックをしようと、インターネットカフェを探す。
1Fの案内所の近くにクレジットカード払いによるコンピュータが1台だけあり、15分の格闘の後
なんとか起動させる。
一段落した後、ノルウェーでは乗ることのできなかったプジョーをここで運転できないかと思い、
レンタカー会社に聞いてみることにした。
6、7社あるうちの5社に聞いたら1社(EuropCar)が選べる程扱っていたのでやったと思い、
明日からのレンタル扱いで予約する。
EuropCarはオーレスンでは少数派だったが、ここでは多数派の様だ。
その後、道路を覚えるためにタクシーに乗りホテルへ向かう。
一般的に、コペンハーゲンの空港から町へは電車で行くようであるが、
道の感覚を覚えなければならないのでタクシーにした。
ベンツEクラスのタクシーはとても快適。
タクシーの運転手と世間話をするが、この運転手、英語がめちゃくちゃうまい。
うまいというか、ほとんどNativeの口調でぺらぺらぺらっと瞬間的に流すように話す。
こちらの返事の口調がとてもまどろっこしかったことだろう。
私は彼に自分の旅のこと、デンマークの予定の事など話したが、でもそれ以上に
彼は私にいろいろ話してくれた。
普段、スキーはデンマークではなく、ノルウェーに行く事。夏は2週間位休みが取れる事。
仕事は1日当り7時間で週休2日とか。こちらの最近の気温(7度程度)とか。
今年は雨が2週間降らなかったり、気温の変動が激しいとか。
気軽に話す日本人が珍しかったのだろうか、ともかく彼はよくしゃべった。
ホテル前で荷物を下ろしてもらった後、わざわざ自分の前にまで出てきてくれ、
短いデンマークでの滞在ながら良い旅行をと例のぺらぺらぺらっ口調で挨拶してくれた。
自分もI'll enjoy travel in Denmark.と言いたかったが、その口調に合わせるために
I'll do it.とすばやくいうのが精一杯だった。
おかげでどこを通ったかは夜間のせいもありほとんど分からなかった。
PalaceHotel ( www.palace-hotel.dk ) に入り、チェックインする。
歴史がありそうな、重みのあるホテルである。
当初の予定では、このホテルで今まで着ていた衣服をクリーニングに出し、着替えを確保する計画だったので
クリーニングを頼みたい旨伝えるとなんと受付まで洗濯物を持って来てくれというではないか。
この歴史ありそうなホテルのメインロビーに洗濯物を持って来いというのは驚きだったが、
困ってしまったのは、クリーニング依頼用の用紙に上着類の衣服名しかなかったことだった。
しまった、このホテルでは下着は受け付けないのか!!
もし、そうなら明日からの着替えはなくなっていまう。
コンビニへ下着買い出しか?と思ったが、背に腹は替えられん、何とか受け付けてくれないか交渉して
みるかと思い、勇気を出して下着を出せるかどうか聞いてみた。が、なんの事はない、全然OKであった。
部屋に戻り下着類を袋に入れ、簡単なリストと共に受付に持ってゆくと、下着用の別の依頼用紙もちゃんと
準備されていた。
単なる一抹の不安だけであった。
このホテルは歴史あるホテルということで通路が広く、天井が高く、ゆったりした雰囲気を感じさせ、
なかなか良い。
部屋の中もニスの茶色がなかなか渋く、また大きな明かりが天井についているのがいい。
値段が高めのホテルは大抵天井に照明が無いが、これは部屋が全然明るくならないので
出張時など室内で何かする時は非常にやりずらく、使い勝手が全然良くない。
このホテルみたいに大きい照明があると、安心感が全然違う。
ただし、良いことずくめではなく、洗面器のすぐ脇がシャワーで、しかもシャワーが頭の位置に
固定されており、手元に持ってこれないのには参った。
湯船も無し。まあ、日本じゃないし、歴史あるホテルが故に、仕方ない。
一段落ついた後、今日の夕食を考える。
下の高級レストランでの夕食もよさそうだったが、身近なデンマークを味わえそうにないので、
外に出てみる事にした。
一旦駅方面に歩いたが、一人では入りづらそうなレストランばかりだったので、ホテル側に戻り、
近くの歩行者天国を入ってゆくことにした。
しばらくゆくとカウンターのみの小さな軽食屋が何軒か見つかった。
メニューは写真が外に貼られているので一目で分かる。一皿に野菜、肉類、ポテト、パンが
入った簡単なものだ。
その中でスープも置いてある店があった。体はすごく冷えている。暖かいのが欲しい。
作りは古いがここにしよう。
メニューのなかから2つ頼む。
最初にハンバーガが出てきて、次に汁物が出てきた。
汁物をスプーンですくい飲んだら、どこかで味わった記憶が。
そう、これはマサラ、そう、インド味だ!!
ここはインド人の店かと思ったが、どこか中東っぽい。
スパイスに怪しげなたれがはいっており、そのなかに肉がいくつか入っている。
見かけがかなり怪しげだったが、大丈夫そうな塊を選びながら口にする。
けっこううまい。スパイスの辛さで体が暖まることにとても幸せを感じた。
途中セブンイレブンに寄り、ミネラルウォータ、ポテト、コーヒーを買い込む。
コーヒーは簡易カイロだ。手が温まるのでとてもいい。
ホテルにつき、足を拭き、早々に休む。
もう0時近くになっていた。
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